Gear
2022-03-05
【GEAR】カセットコンロ簡単塗装[DIY]してみた。マットブラックでアウトドア仕様に変化 !?
【DIY企画第2弾】Iwataniのカセットコンロをマットブラックに塗装。
キャンプしていなくても、鍋をやるご家庭ではガスコンロ使いますよね。
意識せずともいつの間にかIwataniのガスコンロを使用していた!という方も少なくありません。実はそれだけIWATANIのガスコンロとは自然と関わっているのです! たぶん笑
ホームセンターでよくよくみるとIWATANI製の商品は多いはずです。
実際調べてみると、およそ半世紀前の1969年に岩谷産業が初めて製品化して、2020年4月時点では、カセットコンロのシェアは80%が岩谷産業が占めていて、 ガスボンベでも60%を占めているそうです。(岩谷産業パンフレット参照)
岩谷産業のカセットボンベは滋賀県近江八幡市に専用工場を設け、2016年から国内生産しているそうです。
てか、コンロのシェア80%って凄すぎです。。やっぱりどんなことでもパイオニアはしびれますね!
これがIwataniカセットコンロの原点「カセットフー」の2号機。(1号機はIwataniさんの手元にはないそうです)なんかガスボンベも含めると配色が完全にガンダムです笑
設計の形といい配色といい、レトロ感プンプンで今あえて発売したら絶対売れそう!
さて、ガスコンロの歴史も紐解いたということで、いよいよ塗装の準備です!
※本当はIwataniさんのカセットコンロの種類の豊富さにも触れたいところですが笑
Mokuji
最初に作業工程の整理から。大まかに分けて4工程!コスト確認も。
まずは全体像の把握から。これ意外に大事で想像がつけばほぼ失敗はないだろうし、なんとなくの作業工程がわかるとおおよそかかる時間と手間も見えてきます。
なんだこれくらいか、とわかるだけでやる気も出てきますしね!
①シール剥がし、中性洗剤で洗い油を落とす(脱脂)
②分解作業
③ヤスリがけ
④塗装する
次にコストの確認ですが、今回は既存のコンロがある想定です。
といってもIwataniのカセットコンロはお値段も優しいのでご安心を!
ちなみに今回自分が使っていたのはこちらのカセットコンロです!
この薄さで¥3,980、家で使用するのにも薄くて邪魔にならないので、オススメですよ。
本体以外に必要なものとしては、以下ののみでシンプルー!
◆シール剥がしスプレー ¥110
◆紙やすり(粗い番手と細かい番手の2種類あるといいです) 約¥300
◆耐熱塗料スプレー マットブラック 約¥1,350〜¥1,500
→自分は前回のハンガーラックで使用して余っている耐熱スプレーを使用します
今回はコンロなので耐熱塗料にした方が安心ですね。
※分解するためのドライバーは必要です
合計金額はたった約¥1,750程度しかかかりません。
多少の手間はかかりますが、ガスコンロは家とキャンプ両方で長く使うものでやること自体は簡単なので、やる価値ありだと思いますよ!
まずは本体の「シール剥がし」と「分解作業」です!
本体についているシールは塗装するため剥がす必要があるので、丁寧に剥がすことをオススメします。
今どきのシールはすぐに剥がせるような素材だろうって思っていたら、場所によりけりでした。。
「点火」などが記載されているシールはすぐにペロッといけるのですが、注意書きなどの重要な記載のシールはガッチガチで爪で何度剥がしても綺麗に剥がれず。。。
なのですぐに諦めて「シール剥がしスプレー」を100均で購入。
スプレーでシューっとして少し染み込ませたら、あっという間にスルッといけました。これは今後も使えるので、事前に買っておいた方がいいです。
薬局で¥150くらいで売っている「ベンジン」でもOK。
ベンジンは意外に使えますよ、シールだけでなく油性ペンやペンキなど、洗剤では落ちないものが落ちたりと1年に5回くらいは大活躍します笑
ほら、シールが剥がれて綺麗になったでしょ!
次は「分解作業」ですね。
「分解作業」と聞くだけで、そんなバラバラにできるかな。。すごい面倒くさい、ダル〜って思う方も多いかと思いますが、カセットコンロの構造は至って簡単。
ドライバーでネジを8本外すだけでしたー(ネジなくさないように保管してくださいね)
ただ、元に戻さないといけないので、必ず分解前に表裏、重要なところは写真を取っておいて後から組み立てるときに確認できるようにしておいた方がいいです!
分解自体は、正直シール剥がしよりも楽ですよ。
このシンプルな構造で形やデザイン、炎の出方などなどで少しずつ進化を遂げてきたんでしょうね。
モノに溢れているこの世の中ですが、既存のモノでもまだまだ進化はできる余地はあるんじゃないかなって思わせてくれます。
ほらこの通りです!
次の工程は「ヤスリがけ」、これが今回のヤマ!
塗装でしっかりと塗料がのるように、ヤスリがけも大切な工程です。
が、、、
これが結構大変でした。。
使っているときは気が付かないものなんだけど、結構形が歪なんです。
そうするとヤスリがけがしづらい。。
まずは番手の粗い方で全体をささっとヤスリをかけてから、細かい方で細部まで仕上げてみました。
塗装が剥げづらい内側は今回ヤスリがけなし!
もちろん側面はヤスリかけていますので、ここは頑張りましょう!
内側までやったら結構しんどいです。なので今回は塗装が剥げないかの検証も踏まえて外側だけのヤスリがけで進行してみたいと思います。
いよいよメインのマットブラックへ塗装です!
さぁて、ついに塗装のお時間がやってまいりました!
今回もマンションのベランダで十分なスペースです。床に塗料がつかないように今回は段ボールを敷いて(前回はゴミ袋)、その上から新聞紙を敷いて塗装していきます。
スプレーでの塗装は楽で綺麗に塗装できるのでいいです!ハケだと塗料自体は安いかもしれませんが、塗りムラがでる可能性が高いのでオススメしません。
でもそのムラこそが味がでていいって方はもちろんそれでもOKです!
DIYに正解はありませんからwww
それでは塗装していきます。
脚の部分のパーツが取れなかったのでマスキングします。(かわいいマスキングテープしか家になかった笑)
ネジも合わせてシューっと塗装です!
ムラだけには気をつけて吹きかけましょう、やっぱりスプレーでの塗装は爽快です!
シューっとな。
ペンキ塗りたてってやつです。
ツヤッツヤで本当にマットになるのか乾くで心配になりますが、乾けばほらこの通りマット感ハンパないっす笑
乾いたら(約1時間くらい)また塗装してという流れで最低2回、面倒ですが最初含めて3回重ね塗りしておけば間違いないです!1回があまり厚すぎ(塗りすぎ)ないように気をつけてましょう。
厚すぎると塗装剥がれの原因にもなりますので。
そして乾いたら逆面も同じく2,3回重ね塗りしていきましょう。
ネジの塗装も忘れずにね。
あれ?五徳やバーナー部分は?
という方もいらっしゃるでしょう。
本当は自分としても全塗装したかったのですが、いくら耐熱塗料といえども炎に直接さらされる部分はちょっと危険な予感がしたので避けました。
黒っぽい五徳も見かけますが、あれはプロが特殊な塗装を施した加工なのでDIYレベルではかないません!
なので今回は横文字で雰囲気だけでもだそうかな笑 というわけで、Mat Black with Silver.と命名します!
完成!組み立てしてできあがりです。※使用写真追加しました!
塗装も無事終わり、あとは組み立てたら完成です!
すべての苦労が報われるので笑
しかし!1点ちょっと問題が。
ネジを塗装したはいいが、組み立ての際にネジを締めるので塗装が剥がれる。
これね。
はい、ここでDIYだからこそ許される最後の仕上げになります!
用意するものは「爪楊枝」。
こいつ侮れません!
写真のように汚れてもいい場所にスプレー塗料を多めに吹きかけて小さな塗料溜まりをつくります。
そこに爪楊枝で塗料をつけてネジ穴にちょちょんとつけると……
あら不思議、塗装の剥げが目立ちません!!笑
爪楊枝の代わりに竹串とか安全ピンとか細いものであれば大丈夫です。爪楊枝の方が微妙に塗料を吸ってくれるので、塗りやすいくらいです。
万が一何処かの塗料が剥がれてしまったときにも役に立つかと思います。
こんな感じです。
というわけで、無事完成しました!
Mat Black with Silver.なカセットコンロです!
むむっ
やっぱり、、、⁉︎と思った方いるでしょう!
そのご意見、痛烈に感じてはおります。
でもでもやはり安全性は重要だと思いませんか⁉︎ (と、言い聞かせているのです。)
でもオールマットブラックがよかったなぁ。
と心底思っております笑
誰かいい塗料知っていたら教えてください!!せめて五徳だけでも塗ります。
【使用写真を追記】
その後、実際に使ってみた写真をみた方がイメージが湧くかなと思ったのでアップしますが、こんな感じです!
あれ?
皆さん絶対思いましたよね?
思ったよりいいじゃん!!って。
そう、シルバーでも意外に悪くなかったのです。
むしろちょっとしたアクセントにもなって、違和感はないなって。
使いながら奥さんも塗装してよかったんじゃない?って言ってくれたし、今では自信を持って使用していますよー
ですので、安心して今あなたの手元にある自分の中ではイケてないカセットコンロを塗装して、自分カラーに染めてみてくださいね!
愛着が湧くのもDIYながらの楽しいところです!
実は…Iwataniさん、販売しているんですよ!
でも実はIwataniさん、アウトドア向けでこんなイケてるカセットコンロ出しているんです。。しかもオールマットブラック!むむっ
皆さんの言いたいことはわかります。
素直にこれを買え!と。
なので、塗装が面倒な方はこちらの『タフまる or タフまるJr.』がオススメです!
何がタフって、風に強いんです。キャンプは屋外なので、風が強いと通常のカセットコンロだと消えちゃったりするのですが、これなら安心ですよ。
こちらがタフまるJr. 大きさが小さいからJr.です笑
もちろん今回のDIYの結果は少々気になる部分もありますが、まだ途中段階(五徳に塗れる塗料が見つかる想定)ということで、現状大満足としてキャンプはもちろんのこと、自宅での鍋や焼肉の時にもフル活用していきます!
先ほども言いましたが、愛着が湧くのもDIYながらの楽しいところです!
最後まで見ていただき、ありがとうございました!
もし【DIY企画第1弾】をまだ見ていない方はぜひご覧くださいねー
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